世界を変えた男の子
こんにちは。夢ノ命です。
たとえば、もしあなたがするクシャミが、
地球の反対側で竜巻を起こしているとしたら?
たとえば、もしあなたが話す今日の何気ない一言が、
10年後に生まれてくる一人の少女を勇気づけ、
その少女の人生を変えるほどのインパクトを与えるとしたら?
今日は、そんなお話をご紹介したいと思います。
この記事を読み終えたら、
きっと【もしも?】が【本当なんだ!】に変わることでしょう。
バタフライ効果(エフェクト)、それが、今日のキーワードです。
【バタフライ・エフェクト/世界を変える力/アンディ・アンドルーズ著抜粋&参考】
【バタフライ効果(エフェクト)】という仮説を提唱しました。
その理論は、
蝶が羽を動かすと、空気中の微粒子を動かし、それが他の微粒子を動かし、
さらに多くの微粒子を動かす。
そうしているうちにやがて地球の反対側で竜巻を発生させる、
というものです。
現在、この理論は「初期値過敏症の法則」として知られ、
蝶の羽ばたきがめぐりめぐって大きな影響力を持ちうることが
証明されたのです。
バタフライ効果は、人間の行為にも当てはまります。
あなたのちょっとした行為は、大きな意味を持っています。
あなたのするあらゆることは、それ以外の全ての人々に、
まだ生まれていない子供たちに、
思いがけない影響を及ぼす可能性があります。
決してオーバーではなく、
あなたは、世界を変える力を持っているのです。
世界を変えた一人の男の子がいました。
名前は、ノーマン・ボーローグ君。
ノーマンはアイオワ州の農場に住んでいました。
お父さんのトウモロコシ畑で、
幼い妹たちとかくれんぼをして遊ぶのが大好きな少年でした。
ノーマンのお父さんは、あるときこんな話をしました。
「われわれはこんなにたくさんのトウモロコシに恵まれて、とても幸せだね。でも悲しいことに、世の中には十分に食べることができない人も大勢いるんだよ」
いつもお腹が空いているのって、どんな気持ちだろう?
ずっと遠くまで続くトウモロコシ畑を眺めながら、ノーマンは思いました。
ここに生えているトウモロコシを、
お腹が空いて困っている人たちに分けてあげられたら
どんなにすばらしいだろう。
その時、ノーマンは決意しました。
世界を変えるんだ、と。
それから、植物に関する知識を学び、
大人になると、ウォレストさんという人のもとで働きました。
ノーマンは特別な種を作るために、
雨が降っても日が照りつけても研究に打ち込みました。
数えきれない失敗にも、あきらめませんでした。
そして、ついにノーマンは、
奇跡の農作物に成長する種を開発することに成功しました。
[ノーマン・ボーローグさんとは?
特別な小麦を開発した農学者です。
彼が苦心して品種改良した小麦は、病気にも強く、乾燥した気候にも育ち、
収穫料も多いという画期的な品種でした。
その品種は、後に『奇跡の小麦』と呼ばれ、
アジアやアフリカなどで穀物の大量増産を可能にしました。
また彼自身が献身的に普及に努めたことによって、
20億人の命を救ったと言われてます]
誰にも、世界を変える力がある。
多くの人々の人生を変えるほどの影響力を持っている。
そんなあなたにあこがれています。